3年前、初めてkingdom Faith のCDを聴いたとき
涙がこぼれてきてしかたなかった。
それまで、賛美は神に向かってするものだから、
素朴な疑問として、どうしてCDを聴くのか分からなかった。
本当に分からなかった。
キリ番を踏まなかったら、おそらく聴いていなかっただろうから
不思議なものだ。
CDから流れる臨在に、
まるで子供の頃、従兄弟たちと日が暮れるまで
遊んだ原っぱの、夏草の香りがしてくるようだった。
懐かしいんだけれど、思い出の中のことではなく
とてもリアルに香る夏草の香り。
マルセル・パニョルの自伝小説の
あの くったくのない明るさみたいな感じ。
暖かくて、優しくて、心潤されるもの。
聖らかで、力強い愛。